上手な節電方法


真夏日が続くと、どうしてもルームエアコンを使う機会が増えますが、ちょっと気を使うだけで、大きな節電効果を得られます。

「適切な室内温度」・・冷房時の温度を1℃高めに設定するだけで、約10%も節電になります。

「温度の調節」・・ルームエアコンはスイッチを入れた時に一番電気を使います。従って、部屋が冷えたからといってスイッチの入・切を繰り返すのではなく、切らずに設定温度を変えた方が電気を消費しません。

「自動運転」・・誤解している人が多くいますが、弱風や微風で運転すると、部屋が冷えるまでに時間がかかるため、却って電気をムダに消費します。温度を設定したら、自動運転にするのが最も効率的です。

「風量」・・暑いと感じたら温度を下げる前に、風量を強くしてみます。風を浴びれば体感温度が下がり、涼しく感じます。設定温度を下げるよりも風量を強くする方が消費電力は少なく、節電につながります。なお、扇風機を併用すると体感温度は下がりますし、冷たい空気の循環にもなって効果的です。

なお、ルームエアコンの設定だけではなく、器具の管理でも節電はできます。
まず、フィルターにゴミやホコリなどがつまると、冷房効果が弱まるとともに、電気代が25%も余計に掛かることがあります。
フィルターの目詰まりは異常音や水漏れ、臭いなどの原因にもなります。2週間に1回はフィルターの掃除を心掛けます。

次に、室外ユニットの周りにモノを置かないようにします。
室外ユニットは周りの外気を吸いこんで、吹出すことで熱交換をしています。吸込み口や吹出し口に物があると、冷房効果が弱まり、電気のムダになります。
そして、シーズンが終わったら電源プラグを抜いて、待機電力をカットします。

なお、部屋の外からの熱を遮断することも大切です。
カーテンやブラインドを使って、窓からの直射日光を防ぐと、日差しによる熱の進入を約30%カットできます。

それと、外出して帰った時は、すぐにルームエアコンをつけずに、窓を開けて換気するようにします。閉め切った部屋の場合は、外よりも温度が高くなっているケースが多くなります。
部屋の中の熱気を逃がしてから、ルームエアコンをつけた方が節電につながります。